年末年始に仮想通貨取引所のコインチェックによるテレビCMが流れていました。
「なんでビットコイン取引はコインチェックがいいんだよ? 兄さん! やっぱ、知らないんだ!」
「兄さんが知らないはずないだろ」
「じゃあ、教えてよ! なんでビットコインはコインチェックがいいんだよ!」
→その影響からコインチェックのユーザーは10倍以上膨れ上がりました。
しかし、その後にビットコインは100万円近くまで急落。
この現象のことを「出川ショック」と呼ぶらしい。
トレンドは先行投資家→追従投資家→一般投資家の順番で作られていきます。
当然、先行投資家が利益を確定し始めるタイミングと一般投資家が買い始めるタイミングが重なるので、すでに優位性は失われています。
「一般投資家が最後のトレンドを作ります。」
だから、「優位性」と「スピード」が大事。
優位性とはまだ市場に出回っていないこれからの部分。
優位性を高めるためにはスピードが大事。
仮想通貨はすごいスピードでインフラ整備が行われています。将来を予測して短期的ではなく中長期的に考えていく必要があります。
少なくとも優位性が崩れるところまでは取引する時点で視野に入れておかないといけないし、優位性を高めるための知識とスピードが大事になってきます。
リーマンショックやチャイナショックでバブルが弾けた時に、大慌てしていた方がたくさんいました。
損切るタイミングを見失い、条件の悪いところで損切ることになってしまった方もいます。
サイクル理論では、バブルは一定の周期ごとに作られて崩壊していきます。そして、またバブルがやってきます。
リーマンショックの時に1番の最高値で株を買って含み損が生じていた方が一昨年に久しぶりに取引画面を見てみると元手の1.5倍まで利益が出ていてビックリしたと話していました。
含み損が生じた時に95%以上の方が途中で手放してしまいますが、指標や情勢の中での根拠に優位性があれば中長期のホールドでもバブル崩壊後に利益を出しています。
今回、出川さんは炎上しているみたいですが、仮想通貨インフラが整備されてキャッシュレスな生活に将来変わっているとすればどうでしょうか。
投資は「自己責任」の世界。「よく分からない状態」でするのではなくて、「よく分かった状態」でしないと無免許運転で高速道路を走るようなものですね。